実際に着物を売りたいと思った時、どこで売ったらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
また、思い入れのある着物や不要になった和装小物などをできる限り高値で売りたいと考える人もいると思います。
今回は、そんな着物の買取を検討している方の為に、
・着物買取の相場
・買取の平均価格
これらについて調べてみました!
着物類の一般的な買取相場を知りたい方や着物買取で悩みを抱えている方は必見です!
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着物買取の相場・価格について
不要になった着物を少しでも高く買取して欲しい時、買取を依頼する前に相場や価格をチェックするのがおすすめです!
理由としては、相場を基準にして買取業者に交渉したり相談する際にも話がスムーズにできるからです。
また、相場を把握しておく事によって自分の中での売る基準を決める指標にもなります。
買取相場の高い着物の特徴
まずは、買取で高値がつきやすい着物の特徴をまとめてみました。
どんな着物が高く売れるのか?
どんな状態だと査定がつきやすいのか?
これらを把握しておきましょう!
- 新品、もしくは袖を通した頻度が少ないもの
- 傷や汚れがないきれいな状態のもの
- 有名作家や伝統工芸品、人間国宝が作成したもの
- 正絹100%など素材が価値のある物
この他に着物の価値を証明する「証紙」がある着物は、古い年代のものでもそれだけで価値が高まります。
証紙がないか査定前によく確かめておく事も重要なポイントですね。
買取相場の低い着物の特徴
一方で価値が低くなってしまう着物には、どんな特徴があるのだろうか?
買取価格が低くなりやすい着物の特徴としては、以下のような事が挙げられます。
- 傷みや汚れが目立っているもの
- 絹以外の化学繊維の素材を使っているもの
- 無名作家の作品のもの
ただし、上記の条件に当てはまる着物でも、買取業者によって買取価格は異なるので諦めずに査定を依頼してみる事が大切です。
相場・価格が変動するタイミングは?
時期によって買取の相場価格が変わることもあります。
例えば、暑い季節に向いている麻などの生地で薄目に作られた着物は、気温が高くなりやすい夏前には買取価格が上昇する傾向にあります。
逆に、寒い時期に夏用の着物は中古で売りにくいため、買取価格の相場が高くなりにくいです。
この他にも着物業界は数年毎に生地や柄などの流行が変わるため、流行の柄の着物の場合は相場価格が高騰するケースもあります。
中古品・傷・汚れがあっても売れる?
中古品であっても状態の良い着物は、高価買取されやすい傾向にあります!
また、傷や汚れがあった場合でも、伝統工芸品や人間国宝が手掛けた作品になるとそれだけで高額買取になる場合も少なくありません。
ブランド物を保有しているという方は、中古品や傷・汚れ関係なしに査定に出してみましょう!
着物・小物類などの一般的な買取相場
次に、実際の買取価格がどれくらいの価格で取引されているのかをまとめていきましょう。
代表的な着物の種類や小物類など、種類別に買取相場を調べてみました。
和服
和服の買取相場は種類によって異なります。
さらに素材や有名作家の作品など着物の価値によっても買取価格に差が出てきます。
代表的な和服の買取相場・売却価格は以下の通り。
- 【訪問着】
- 無名作家ものの場合数千円程度。有名作家や人間国宝作品になると100,000円以上や、1,000,000万円以上など大変高価な買取となるケースもある。
- 【晴れ着(振袖・留袖など)】
- 無名作家の場合10,000円前後から。付属品もある場合は無名作家ものでも60,000円前後になる場合もある。
- 【紬(つむぎ)】
- 伝統工芸品など歴史的価値が高い物も多くため、300,000円以上の高額になることも。
- 【袴(はかま)】
- 着る機会が着物程ないため買取価格はアップしにくい。しかし有名メーカーや有名作家が手掛けたものの場合、50,000円前後になるケースもある。
和装小物
着物は単体だけでは着ることができないものです。
着物に欠かせない和装小物は、着物と一緒に買取を行っている専門業者も多いので着物と同じように相場をチェックしてみるのもおすすめです。
物によっては高価な宝石があしらわれている場合や需要の高いの小物類だと高額買取になるケースもあります。
和装小物の買取相場・売却価格は以下の通り。
帯留め | 300~300,000円 |
草履 | 300円~3,000円 |
髪飾り | 3,000~8,000円 |
反物
着物に仕立てる前の反物も素材によって高額買取が期待できます。
素材別に買取相場をまとめてみたので、こちらも参考にしてみよう!
反物の買取相場・売却価格(1反あたりの相場価格)
正絹が素材に多く使われているもの | 10,000円~ |
木綿素材 | 2,000円~3,000円程 |
ポリエステルや化学繊維の素材もの | ※買取できない場合も多い |
紬(つむぎ)
紬は伝統工芸品として全国的にも名が知れたものも多く、扱い的には訪問着になりますが高額買取が実現する可能性もあります。
下記にまとめた買取相場は伝統工芸品としての相場価格なので、さらに有名作家が作ったものであれば買取価格のアップも十分に期待できます!
紬の買取相場・売却価格は以下の通り。
大島紬 | 50,000円~70,000円 |
結城紬 | 50,000円~100,000円 |
牛首紬 | 40,000円~80,000円 |
米沢紬 | 5,000円~20,000円 |
羽織・ショール
和装小物の部類に入る羽織やショールは寒い時に活躍するアイテムです。
寒い時期の成人式や、卒業式などでもよく見かけると思いますが、もちろん売る事もできます!
羽織に関しては、着物と一緒に合わせて購入する人も多いですが生地が絹や綿以外の化学繊維のものも多く、素材によって価格に差がつきやすいと言えます。
羽織の買取相場・売却価格は以下の通り。
無名作家の羽織り | 100円~1,000円 |
人気のアンティーク・年代物の羽織 | 8,000円~10,000円 |
冬場に持っていると便利なショールは、昔よりも化学繊維の素材が増えファイクファーが安く手に入るようになりました。
一方で、法律での規制が厳しくなった天然の毛皮を使ったリアルファーは珍しく、綺麗な状態のものは和装ショールでも高値で買取されるケースが多いです。
ショールの買取相場・売却価格は以下の通り。
毛皮などウール素材のショール | 10,000円から素材・大きさで高額買取になりやすい |
フェイクファーなど化学繊維のショール | 1,000円以下の低価格になることも多い |
訪問着
晴れ着と違って日常生活で気軽に着用できる訪問着は、人気が高く状態の良いものは高価買取になりやすい特徴があります!
夏場の暑い時期に着用する訪問着や冬の寒さに合わせて裏地などを工夫されたものなど、種類によっても相場が異なります。
訪問着の買取相場・売却価格は以下の通り。
袷(あわせ) | 10,000円~50,000円前後 |
単衣(ひとえ) | 10,000円~50,000円前後 |
薄物(うすもの) | 3,000~10,000円前後 |
振袖
振袖は放置されているケースが非常に多いです。
事実、「成人式や卒業式で数回袖を通しただけで閉まったままになっている」という人も多いのではないでしょうか?
最近では、振袖を中古で購入する人も多く、格式の高い振袖は高価買取に繋がりやすい着物として需要も高まっています。
振袖の買取相場・売却価格は以下の通り。
京友禅 | 5,000~500,000円前後 |
加賀友禅 | 15,000円~800,000円前後 |
無名作家の作品 | 12,000円~45,000円前後 |
帯・名古屋帯・袋帯・丸帯・半幅帯
着物を着付けする時には帯が欠かせません!
着物と同じく帯にもたくさんの種類があり、種類によって買取相場価格が変わります。
帯の買取相場・売却価格は以下の通り。
名古屋帯 | 100円~20,000円前後 |
袋帯 | 500円~15,000円前後 |
丸帯 | 100円~10,000円前後 |
半幅帯 | 100円~15,000円前後 |
袴(はかま)
袴を着る機会は女性よりも男性の方が多いですが、女性用でも男性用でも買取対象となります!
特に女性の袴は卒業式で着用する機会が多いため、華やかなデザインが多く男性ものよりも買取価格が高い傾向にありますね。
袴の買取相場・売却価格は以下の通り。
女性ものの袴 | 40,000円~10,000円前後 |
男性ものの袴 | 2,000円~10,000円前後 |
正絹素材の袴 | 10,000円以上 |
留袖(黒留袖・色留袖)
格式の高いフォーマルな席で着用される留袖は、レンタルだけでなく手軽に中古品で一式を揃えるという人も増えています。
大きく分けると黒留袖・色留袖とありますが、買取相場はどれくらいなのか?こちらも参考にしてみましょう。
留袖の買取相場・売却価格は以下の通り。
黒留袖 | 3,000円~150,000円前後 |
色留袖 | 3,000円~100,000円前後 |
さらに、伝統工芸品や有名作家の作品になれば、上記の価格以上の値段がつくこともあります!
伝統工芸品
着物は古くから日本の各地で作られ、それぞれの地域の特色を生かした染め方・織物を使い作られたものを伝統工芸品と呼んでいます。
「大島紬」「京友禅」「加賀友禅」などが有名ですが、それ以外にも実にたくさんの種類があります。
伝統工芸品として査定された場合、訪問着でも80,000円以上の高額査定になるケースも少なくありません!
希少価値が高い正絹の加賀友禅の訪問着で、さらに状態の良いものの場合は500,000円前後の高額買取となることもあるので要チェックです。
人間国宝品
伝統工芸品と同じく高額買取になりやすい着物には、人間国宝と呼ばれる職人が手掛けた作品が多く見られます。
卓越した技術を持つ職人の手によって作られた着物は、年代が古い物でも希少価値が高く、状態が良いものだと高価買取になる場合が多いです。
例えば、うぐいすを描いた友禅で有名な染色作家の「羽田登喜男」の作品の場合は、50,000円~1,100,000円以上の価格が付いたケースもあります。
この他にも「久保田一竹」や「北村武資」などの作品も人気の高く、同様に50,000円~1,000,000円前後の高額買取が期待できます。
有名作家品
人間国宝に指定されている人物の作品ではない場合でも、独自の技法を駆使した有名な作家の作品の場合は高値での買取が行われるケースもあります。
独特の色合いの感性が人気の「斉藤三才」の作品や、江戸小紋の作品で有名な「中村勇二郎」などの着物は、状態が良いものだと200,000円前後で買取されることもケースもあり、人気がある作家のものも買取されやすい傾向にあります。
※ここまで紹介した買取相場はあくまでも目安です。必ずしもこの価格で買取できるという保証はありませんのでご理解下さい。
相場以上で売るコツやポイント
一般的な買取相場をある程度把握できたところで、相場以上で売るコツやポイントなどもみていきましょう。
買取相場はあくまで目安なので、着物の状態などで金額が大きく変動します。
そんな中、買取時にはどこに注目すれば良いのだろうか?
相場よりも高い買取を実現させるために知っておくべき情報をまとめてみましたので、こちらも参考にしてみてください!
①着ないものは直ぐに売る
着物は洋服と違いお手入れをするのが難しく、「クリーニングに出したきりでそのまま閉まっている」という人も多いですよね。
長く保存していると、着物の傷みやニオイが染みついて査定額に響いてしまうことがあります。
なので、着用時の細かい擦り傷や落とし切れなかった汚れで着物が傷んでしまう前に、できる限り早い段階で買取に出す事がおすすめです。
②証紙や付属品類をまとめて売る
着物・帯・反物など有名作家の作品や伝統工芸品など価値が高いものには、購入時に証紙という証明書のような紙がついてきます。
着物の価値をすぐに見極められるものなので、証紙があるだけでも買取価格がアップする場合も少なくありません!
また、着物を購入した際の付属品も一緒に買取を行うと、セット品として中古販売の価値も高まるので高価買取が期待できます。
③着物の査定に特化した専門業者を選ぶ
着物の価値を見極めるには専門知識のある買取業者を選ぶことが大切です。
地域のリサイクルショップなどでは、着物も洋服と同じく量りで買取価格を決められてしまうケースや、有名作家や伝統工芸品であっても年代で安く買い叩かれてしまうこともあります。
なので着物を売る時には、着物そのものの価値を理解している着物専門の鑑定士がいる業者に依頼するのがベストです!
【厳選】安定の高額査定なら「バイセル」
最近では、ネットで買取申し込みが簡単に行える着物専門の買取業者が増えています。
その中でも特におすすめなのがバイセルです。
スピーディーな買取と安心の買取査定が評価され、口コミでも人気の高い買取業者です!!
特徴や他の業者との違い
バイセルの特徴は「持込・宅配・出張」の3つの買取方法を選ぶことができる買取業者です。
全国地域対応なので近くに買取店舗がない場合でも、出張・宅配買取に申し込むことができるんです!
ここが他社と違う!バイセルのおすすめポイント
- 1円でも他社より買取価格が安い場合は全品返品が可能
- 買取時の出張手数料、宅配手数料、振込手数料が無料
- 申し込みから査定まで最短30分で対応可能(出張買取の場合)
おすすめは「宅配or出張」での買取
持込買取の場合、大量に着物を査定して欲しい時や近くに該当店舗がない時は移動手段に困ってしまう事も多いと思います。
しかし、宅配買取・出張買取であれば、自分の都合に合わせて買取を申し込む事ができるので、遠方地域に住んでいる人でも利用しやすいのが特徴!
バイセルであれば、宅配買取の配送手数料や出張買取の出張手数料も発生しないので費用の心配もいらないのが売り手からも喜ばれているポイントです♪
買取までの流れと申し込み
実際に買取を申し込む際の流れとして、まずは
・365日24時間対応の電話申し込み
・サイトの問合せフォームにて必要事項を入力し送信
上記の2種類の方法から選びます。
フォームにしろ電話にしろ、申し込みの際は営業時間を気にすることなく思い立った時に申し込みできます。
その後の手順は以下にまとめた通りです。
買取までの流れ
- STEP.1まずは、申し込み
WEBから申し込み!お問い合わせフォームに簡単入力!
- STEP.2全国無料査定
専門の査定員が丁且つスピーディーに 査定。査定料も無料でキャンセル料も発生しない。
- STEP.3その場で代金を支払い
査定結果に満足できれば売買が成立。出張買取・持込買取ならその場でお支払い。※宅配買取の場合は即日振込。
※バイセルで売れなかった場合
バイセルで査定を行ったものの、「価値が付かずに買取されなかった」という場合にどうするべきか?
代替案として、もう1社くらいは専門業者に依頼してみるのも1つの方法です。
傷がついている着物や古い年代物の着物で買取されなかったものでも、業者によっては買取可能となるケースがあります。
ちなみに、当サイトが2社目の候補としておすすめしたいのは買取プレミアム
バイセル同様に、安心感・安全面も申し分ありませんし古い着物での買取実績もあるので、査定結果に納得ができなかった場合は買取プレミアムに依頼してみるのもアリですよ!
万が一、2社ともNGだった場合には、仕方なくリサイクルショップで売却するか必要としている人に譲渡する事を考えてみてはいかがでしょうか?
減額ポイントや買取時の注意点
買取を行う上では、「高額買取を期待していたのに実際の査定では高い買取価格にならなかった」というケースも多々あります。
では、着物の買取に関してはどのあたりが減額ポイントとなるのだろうか?
以下に、減額になりやすいポイントを洗い出してみましたので、売る前の参考情報として覚えておくと良いでしょう!
- 汚れや傷、ニオイ、長期保存の際は虫食いなど着物の保存状態が悪い
- 証紙が無く、着物の価値を証明できるものがない場合
- 付属品や和装小物など着物以外の品がない
- ナイロンや化繊など化学繊維の素材でできている着物
- 無名の作家の作品や、伝統工芸品ではない着物
特に、着物の状態は査定結果を左右しやすいと言えます。
長年保存したままの着物の場合は、査定前に日干しを行ったり風通しを良くして着物の状態を良く確認するのがおすすめですね。
【まとめ】着物買取は査定から始まる!
以上が着物の買取相場や買取前に知っておきたい参考情報となります。
着物買取で高額の買取を行いたい時は、専門の査定士に着物の価値をちゃんと見極めてもらう事が大切です。
着物に関して詳しい知識がないと、せっかく価値のある着物の買取を行っても、期待通りの買取額にならず安く買いたたかれてしまうという場合もあります。
少しでも損しないで売却するためには、今回紹介した着物の相場価格や高額査定が期待できる買取業者の情報を知っておくだけでも買取を優位に進める事ができるので、ぜひこれらの情報を参考にして自分の納得できる着物買取を実現させてくださいね♪
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